公開日:2018/08/09 最終更新日:2018/08/09

JVN#06372244
EC-CUBEペイメント決済モジュールおよび EC-CUBE用 GMO-PG決済モジュール (PGマルチペイメントサービス) における複数の脆弱性

概要

GMOペイメントゲートウェイ株式会社が EC-CUBE の追加モジュールとして提供する EC-CUBEペイメント決済モジュールおよび EC-CUBE用 GMO-PG決済モジュール (PGマルチペイメントサービス) には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • EC-CUBEペイメント決済モジュール (2.12系) バージョン 3.5.23 およびそれ以前
  • EC-CUBEペイメント決済モジュール (2.11系) バージョン 2.3.17 およびそれ以前
  • GMO-PG決済モジュール (PGマルチペイメントサービス) (2.12系) バージョン 3.5.23 およびそれ以前
  • GMO-PG決済モジュール (PGマルチペイメントサービス) (2.11系) バージョン 2.3.17 およびそれ以前

詳細情報

GMOペイメントゲートウェイ株式会社が EC-CUBE の追加モジュールとして提供する EC-CUBEペイメント決済モジュールおよび EC-CUBE用 GMO-PG決済モジュール (PGマルチペイメントサービス) には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 管理画面におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性 (CWE-79) - CVE-2018-0657
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6
  • 管理画面における入力値検証不備の脆弱性 (CWE-20) - CVE-2018-0658
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:L 基本値: 3.8
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 3.5

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • EC-CUBE 管理画面にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2018-0657
  • EC-CUBE 管理画面にログインしているユーザにより、サーバ上で任意の PHP コードを実行される - CVE-2018-0658
また、2つの脆弱性を組み合わせると、EC-CUBE 管理画面にログインしているユーザが細工された URL にアクセスすることで、サーバ上で任意の PHP コードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
GMOペイメントゲートウェイ株式会社 該当製品あり 2018/08/09

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 佐藤 元 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-0657
CVE-2018-0658
JVN iPedia JVNDB-2018-000086