公開日:2024/07/30 最終更新日:2024/09/24

JVN#06672778
エレコム製無線LANルーターにおける複数の脆弱性

概要

エレコム株式会社が提供する複数の無線LANルーターには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2024-34021

  • WRC-2533GS2V-B v1.68およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GS2-B v1.68およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GS2-W v1.68およびそれ以前のバージョン
  • WRC-2533GST2 v1.30およびそれ以前のバージョン
CVE-2024-39607、CVE-2024-40883
  • WRC-X6000XS-G v1.11およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X1500GS-B v1.11およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X1500GSA-B v1.11およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X3000GS2-B v1.08およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X3000GS2-W v1.08およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X3000GS2A-B v1.08およびそれ以前のバージョン
  • WRC-X6000XST-G v1.14およびそれ以前のバージョン

詳細情報

エレコム株式会社が提供する複数の無線LANルーターには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • アップロードするファイルの検証が不十分(CWE-434
    • CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 6.8
    • CVE-2024-34021
  • OSコマンドインジェクション(CWE-78
    • CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値 6.8
    • CVE-2024-39607
  • クロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352
    • CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:H/A:N 基本値 6.5
    • CVE-2024-40883

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にログインしたユーザから細工されたファイルをアップロードされ、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2024-34021)
  • 当該製品にログインしたユーザから細工されたリクエストを送信され、任意のOSコマンドを実行される(CVE-2024-39607)
  • 当該製品にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、ログインIDやログインパスワード等の設定を変更させられる(CVE-2024-40883)

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
エレコム株式会社 該当製品あり 2024/09/24 エレコム株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2024-34021
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:日本電気株式会社 外山 拓 氏、荒井 大地 氏

CVE-2024-39607、CVE-2024-40883
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社 石井 健太郎 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-34021
CVE-2024-39607
CVE-2024-40883
JVN iPedia JVNDB-2024-000078

更新履歴

2024/08/27
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/08/27
[影響を受けるシステム]を更新しました
2024/09/24
エレコム株式会社のベンダステータスが更新されました
2024/09/24
[影響を受けるシステム]を更新しました