JVN#07930208
BSD 系 OS におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性
BSD 系の OS には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
Net/2 をベースにした BSD 系の IP スタックを使用している OS が本脆弱性の影響を受けます。
なお、本脆弱性の影響を受けるバージョンとして、FreeBSD 5.4 が確認されています。
BSD 系の OS には、TCP セッションタイマーの処理に問題が存在し、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。
悪意のある第三者が運用しているサーバから細工されたパケットを受けることで、クライアントのリソースが解放されない状態となります。結果として、影響を受けるシステムを利用しているクライアントがサービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
アップデートする
各 OS の開発者や配布元が提供する情報をもとにアップデートを行ってください。
本脆弱性対策情報の JVN 公表は、製品開発者が対応した時点から遅れ 2014/11/21 となりました。
迅速な JVN 公表を目指した 2010年度「情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会」の提言を受け、2011年度より JPCERT/CC は新たな手順に従って製品開発者との調整を進めています。
2014.11.21における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)
評価尺度 | 評価値 | 説明 | ||
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攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) | ネットワーク経由でリモートから攻撃可能 |
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) | 攻撃成立に何らかの条件が必要 |
攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) | 認証は不要 |
機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 情報は漏えいしない |
完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | 情報の正確さや完全さは損なわれない |
可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) | システムの使用が部分的に阻害される |
Base Score:4.3
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 高倉 弘喜 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2014-7250 |
JVN iPedia |
JVNDB-2014-000134 |
- 2014/12/04
- ビー・ユー・ジー森精機株式会社および株式会社バッファローのベンダステータスが更新されました
- 2015/03/10
- アライドテレシス株式会社のベンダステータスが更新されました