公開日:2008/03/05 最終更新日:2008/08/25

JVN#10056705
複数のキヤノン製デジタル複合機、およびレーザービームプリンターにおいて不正なポートスキャンの中継が行われる脆弱性

概要

複数のキヤノン製デジタル複合機、およびレーザービームプリンターには、内蔵の FTP サーバ機能を経由して他のネットワーク機器にアクセスできる脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

影響を受ける製品は複数存在します。詳しくは、キヤノンが提供する情報をご確認下さい。

詳細情報

キヤノンが提供する Color imageRUNNER, imageRUNNER, imagePRESS シリーズ、レーザービームプリンターシリーズは、デジタル複合機およびプリンター製品です。これらの製品の一部には内蔵の FTP サーバ機能を経由して他のネットワーク機器にアクセスできる脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、該当製品の FTP サーバ機能が他のネットワーク機器のポートスキャンに利用される可能性があります。

対策方法

設定を変更する
ベンダが提供する情報をもとに設定を変更してください。詳しくはベンダの提供する情報をご覧ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
キヤノン株式会社 該当製品あり 2008/03/05 キヤノン株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.03.05における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 攻撃者が自らアカウントを取得することで攻撃が可能
  • 中 - 高
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: キヤノン株式会社 
発見者: 米国 Indiana 大学 Nate Johnson 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-0303
JVN iPedia JVNDB-2008-000013