公開日:2018/03/09 最終更新日:2018/03/09

JVN#15201064
CG-WGR1200 における複数の脆弱性

概要

株式会社コレガが提供する CG-WGR1200 には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • CG-WGR1200 ファームウエア 2.20 およびそれ以前

詳細情報

株式会社コレガが提供する CG-WGR1200 は無線 LAN ルータです。CG-WGR1200 には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • バッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2017-10852
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2017-10853
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
  • 認証不備 (CWE-306) - CVE-2017-10854
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にアクセス可能な第三者によって、任意のコードを実行される - CVE-2017-10852
  • 当該製品にアクセス可能な第三者によって、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2017-10853
  • 当該製品にアクセス可能な第三者によって、ログインパスワードを変更される。結果として、管理画面にログインされ、当該機器の設定変更といった任意の操作がおこなわれる - CVE-2017-10854

対策方法

CG-WGR1200 を使用しない
CG-WGR1200 を使用しないでください。CG-WGR1200 のサポートは終了しているため、対策版ファームウェアのリリース予定はありません。

ワークアラウンドを実施する
CG-WGR1200 のサポートは終了しているため、対策版ファームウェアのリリース予定はありませんが、当該製品を引き続き使用する場合には、次の回避策を実施し、脆弱性による影響を軽減するようにしてください。

  • 第三者が外部から当該製品にアクセスできないようリモート接続機能を無効にする
  • LAN 内からルータに対する不正なアクセスを防止する
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社コレガ CG-WGR1200 における複数の脆弱性について

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-10852
CVE-2017-10853
CVE-2017-10854
JVN iPedia JVNDB-2018-000024

更新履歴

2018/03/09
詳細情報の CWE リンクの誤植を修正しました