公開日:2022/05/20 最終更新日:2022/05/20

JVN#15317878
Spring Security OAuth (spring-security-oauth2) におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Spring Security OAuth (spring-security-oauth2) には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Spring Security OAuth (spring-security-oauth2) 2.5.1 およびそれ以前

詳細情報

VMware, Inc. が提供する Spring Security OAuth (spring-security-oauth2) には、リソースの枯渇に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性 (CWE-400) が存在します。
なお、本製品はすでに使用が非推奨とされており、後継製品として Spring Security が開発されています。Spring Security においても、本脆弱性と同様の脆弱性が CVE-2021-22119 として報告されていることに留意してください。

想定される影響

Spring Security OAuth (spring-security-oauth2) を使用して OAuth クライアント機能を提供しているウェブサイトが、サービス運用妨害 (DoS) の被害を受ける可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
オムロン株式会社 脆弱性情報提供済み 2022/05/20
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 該当製品あり 2022/05/20 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ の告知ページ
株式会社リコー 脆弱性情報提供済み 2022/05/20

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:N/A:P
基本値: 4.0
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: Macchinetta/TERASOLUNAフレームワーク開発チーム:NTTデータ、NTTコムウェア、NTT

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2022-22969
JVN iPedia JVNDB-2022-000037