公開日:2007/08/02 最終更新日:2007/08/02

JVN#16018033
Safari における URL の表示偽装の脆弱性

概要

Apple が提供する Safari には、アドレスバーなどに表示される URL を偽装されてしまう脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ac OS X 向け Safari (Mac OS X 10.3.x, Mac OS X 10.4.x)
  • afari 3.0.2 およびそれ以前 (Mac OS X, Windows XP / Vista)
  • Phone v1.0

詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Apple が提供する Safari は、Mac OS X に標準で搭載されている

Web ブラウザです。
Safari には、URL を表示するアドレスバーなどに、ASCII 文字とよく似た形状の Unicode 文字を表示してしまうため、Safari 利用者が一見して正しい URL であるかどうかを判断できない問題があります。

想定される影響

Safari 利用者が、偽装された URL に誘導されても、表示上正しい URL であるかどうか判断しにくいため、フィッシング詐欺などに利用される可能性があります。

対策方法

アップデートする
ベンダが提供する情報を元に最新版へアップデートしてください。

詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

参考情報

  1. IPA
    「Safari」における URL の表示偽装の脆弱性

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2007.08.02における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。報告者:株式会社 ビジネス・アーキテクツ 吉野 友人 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2007-3742
JVN iPedia