公開日:2016/11/11 最終更新日:2016/11/11

JVN#25060672
コレガ製の複数の無線 LAN ルータにおけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

コレガ製の複数の無線 LAN ルータには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • CG-WLBARGMH
  • CG-WLBARGNL

詳細情報

コレガ製の複数の無線 LAN ルータには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性 (CWE-79) が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

最新の CG-WLR300NX または CG-WFR600 を使用する
CG-WLBARGMH および CG-WLBARGNL のサポートは終了しているため、対策版ファームウェアリリースの予定はありません。
現行製品である CG-WLR300NX または CG-WFR600 への置き換えを検討してください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社コレガ クロスサイトスクリプティングの脆弱性について

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
基本値: 6.1
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N
基本値: 4.3
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 植木修也 氏、三井物産セキュアディレクション株式会社 国分裕 氏、望月岳 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2016-7808
JVN iPedia JVNDB-2016-000216