公開日:2016/05/25 最終更新日:2016/05/25

JVN#26026353
WordPress 用プラグイン Markdown on Save Improved におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

WordPress 用プラグイン Markdown on Save Improved には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Markdown on Save Improved バージョン 2.5 およびそれ以前

詳細情報

Markdown on Save Improved は、WordPress 用プラグインです。Markdown on Save Improved には、格納型のクロスサイトスクリプティング (CWE-79) の脆弱性が存在します。

想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとにアップデートしてください。

開発者は、本脆弱性に対応したアップデートを提供しましたが、サイト上ではこのプラグインの開発は停止している旨を記載しています。今後、アップデートが提供されない可能性がありますので、同機能を持つ別のプラグインへの移行を検討してください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N
基本値: 5.4
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)
CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:N
基本値: 4.0
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L)
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N)
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C)

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 東京電機大学大学院 工学研究科 情報通信工学専攻 暗号方式・暗号プロトコル研究室 山本 健太 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2016-4812
JVN iPedia JVNDB-2016-000071