公開日:2013/09/19 最終更新日:2013/10/17

JVN#27443259
Internet Explorer において任意のコードが実行される脆弱性
緊急

概要

Internet Explorer には任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Microsoft Internet Explorer 6.0
  • Windows Internet Explorer 7
  • Windows Internet Explorer 8
  • Windows Internet Explorer 9
  • Internet Explorer 10
  • Internet Explorer 11

詳細情報

Internet Explorer には任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性を使用した攻撃活動が確認されています。
開発者によると、攻撃は現在のところ限定的とのことです。

想定される影響

細工されたウェブページを閲覧することで、任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
2013年10月9日、本脆弱性は 2013 年 10 月のセキュリティ情報 に含まれる MS13-080 で修正されました。
開発者が提供する情報をもとに、アップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
本脆弱性を修正するセキュリティアップデートが提供されるまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

詳しくは、開発者が提供する情報の「推奨するアクション」をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
日本マイクロソフト株式会社 該当製品あり 2013/10/17 日本マイクロソフト株式会社 の告知ページ

参考情報

  1. IPA
    Internet Explorer の脆弱性対策について(CVE-2013-3893)
  2. JVNTA13-288A
    Microsoft 製品の複数の脆弱性に対するアップデート

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2013.09.20における脆弱性分析結果  緊急

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 かなり高度な専門知識や運 (条件が揃う確率は低い) が必要

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告 JPCERT-AT-2013-0040
2013年9月 Microsoft Internet Explorer の未修正の脆弱性に関する注意喚起
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-3893
JVN iPedia JVNDB-2013-000093

更新履歴

2013/10/09
対策方法を更新しました。
2013/10/16
参考情報に JVNTA13-288A を追記しました。
2013/10/17
日本マイクロソフト株式会社のベンダステータスが更新されました