公開日:2009/01/15 最終更新日:2009/01/15
JVN#28344798
Cisco IOS におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
Cisco IOS に含まれるウェブ管理インターフェースには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
- 象となる製品は広範囲に及びます
なお、製品のウェブ管理インターフェースを有効にしている場合にのみ、この問題の影響を受けます。製品によっては、ウェブ管理インターフェースが出荷時状態から有効になっているものと無効になっているものがあります。
詳しくは Cisco が提供する情報をご確認ください。
Cisco IOS の一部のバージョンには、ウェブブラウザから機器の設定を行なうためのウェブ管理インターフェースが実装されています。このウェブ管理インターフェースには、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
アップデートする
該当する製品のファームウェアを、Cisco が提供する対策済みバージョンに更新してください。
ウェブ管理インターフェースを無効にする
ウェブ管理インターフェースによる機器管理が不要な場合は、この機能を無効にすることでこの問題を回避することが可能です。
2009.01.15における脆弱性分析結果
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
---|---|---|
攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
|
認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される |
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攻撃の難易度 | 専門知識や運がなくとも攻撃可能 |
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この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:NTTデータ・セキュリティ株式会社 辻 伸弘 氏
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-3821 |
JVN iPedia |
JVNDB-2009-000006 |