公開日:2014/07/02 最終更新日:2014/07/02

JVN#35998716
SX-2000WG におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

サイレックス・テクノロジー株式会社が提供する SX-2000WG には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性は JVN#85571806 とは異なる問題です。

影響を受けるシステム

  • SX-2000WG ファームウェア Ver 1.5.4 より前のバージョン

詳細情報

サイレックス・テクノロジー株式会社が提供する SX-2000WG は、プリンタや HDD など USB 接続して使う機器を、無線 LAN 経由で使用可能にする製品です。SX-2000WG には、IP パケットの処理機能に問題があり、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、当該製品を応答不能な状態にされる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
サイレックス・テクノロジー株式会社 ファームウェアダウンロード

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.07.02における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 認証は不要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報は漏えいしない
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さは損なわれない
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が部分的に阻害される

Base Score:5.0

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: セキュリティ・キャンプ中央大会2013 ネットワーク・セキュリティ・クラス一同

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-3890
JVN iPedia JVNDB-2014-000066