公開日:2019/07/05 最終更新日:2019/07/05

JVN#37230341
アクセス解析CGI An-Analyzer における複数の脆弱性

概要

アクセス解析CGI An-Analyzer には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • 2019年6月24日以前に公開されていたアクセス解析CGI An-Analyzer

詳細情報

有限会社アングラーズネットが提供するアクセス解析CGI An-Analyzer には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 管理ページにおける OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2019-5987
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 6.5
  • 管理ページにおける格納型のクロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2019-5988
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 5.0
  • 解析対象ページにおける DOM ベースのクロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2019-5989
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6
  • 情報漏えい (CWE-200) - CVE-2019-5990
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 4.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にログイン可能なユーザによって、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2019-5987
  • ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2019-5988, CVE-2019-5989
  • HTTP リファラからログイン用パスワードを取得される - CVE-2019-5990

対策方法

当該製品の更新ファイルを適用し、解析用スクリプトを修正する
当該製品への対策には、開発者が提供する最新版のスクリプトをダウンロードし、当該製品の .cgi 拡張子のファイルを更新の上、解析用スクリプトを修正する必要があります。
詳細については、開発者が提供する情報を参照ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
有限会社アングラーズネット アクセス解析CGIにおける脆弱性について

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社STNet 渡邉優太 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2019-5987
CVE-2019-5988
CVE-2019-5989
CVE-2019-5990
JVN iPedia JVNDB-2019-000045