公開日:2021/01/04 最終更新日:2021/01/04

JVN#38784555
UNIVERGE SV9500/SV8500 シリーズにおける複数の脆弱性

概要

NECプラットフォームズ株式会社が提供する UNIVERGE SV9500 シリーズおよび UNIVERGE SV8500 シリーズには複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • UNIVERGE SV9500 シリーズ V1 から V7 までのバージョン
  • UNIVERGE SV8500 シリーズ S6 から S8 までのバージョン

詳細情報

NECプラットフォームズ株式会社が提供する UNIVERGE SV9500 シリーズ主装置および UNIVERGE SV8500 シリーズ主装置の「保守用 Web コンソール」によるリモート保守機能には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2020-5685
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:C/C:H/I:H/A:H 基本値: 9.6
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
  • 認証アルゴリズムの不適切な実装 (CWE-303) - CVE-2020-5686
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:L/A:L 基本値: 7.6
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、当該製品へアクセス可能な第三者によって特定の URL に対して細工されたリクエストを送信されることで、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 任意のコマンドを実行されたり、システムがサービス運用妨害(DoS)状態にされたりする - CVE-2020-5685
  • 保守機能へ不正にアクセスされ、情報が窃取される - CVE-2020-5686

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報を元に、ソフトウェアのアップデートを行ってください。
対策の詳細は製品の販売店へご確認ください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • インターネット等の外部ネットワークへ機器を直接接続しない
  • 機器へのネットワーク接続に対して、送信元 IP アドレス / 宛先 IP アドレス / ポート番号に基づくアクセスルールを明示的に作成する

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
NECプラットフォームズ株式会社 該当製品あり 2021/01/04

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-5685
CVE-2020-5686
JVN iPedia JVNDB-2021-000001