公開日:2013/07/19 最終更新日:2013/07/19

JVN#38787103
JBoss RichFaces において任意のコードが実行される脆弱性

概要

JBoss RichFaces には、deserialize の処理に問題があり、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

下記のバージョンを使って作成された RichFaces アプリケーションが本脆弱性の影響を受けます:

  • RichFaces 5.x
  • RichFaces 4.x
  • RichFaces 3.x

詳細情報

JBoss RichFaces は、Ajax 機能を持つウェブアプリケーションを作成するためのフレームワークです。JBoss RichFaces で作成されたアプリケーションには、外部からの入力を自動的に deserialize する機能が提供されています。この機能は、信頼できないデータを deserialize してしまうため、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

細工された入力を処理することで、サーバ上で任意のファイルが書き込まれたり、任意のコードを実行されたりするなどの可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに各バージョンに対応したパッチを適用してください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 寺田 健 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2013-2165
JVN iPedia JVNDB-2013-000072