公開日:2024/09/30 最終更新日:2024/09/30
JVN#39280069
RevoWorksクラウドにおける意図しないプロセス実行が可能となる脆弱性
ジェイズ・コミュニケーション株式会社が提供するRevoWorksクラウドには、意図しないプロセス実行が可能となる脆弱性が存在します。
- RevoWorksクラウドクライアント 3.0.91およびそれ以前のバージョン
ジェイズ・コミュニケーション株式会社が提供するRevoWorksクラウドは、クライアントPC上にローカル環境から分離した環境(以下、「分離環境」)を構築します。分離環境内では、ウェブブラウザを実行するとともに、許可されていないプロセスを検知し実行を抑制する機能が提供されていますが、許可されていないプロセスを検知する機能に不備があります(CWE-863)。
分離環境内で、意図しないプロセスが実行される可能性があります。
なお、分離環境内でマルウェアを実行してしまったとしてもローカル環境への干渉はできませんが、分離環境内で扱う情報が外部に漏えいしたり、レジストリ改ざんなどによって分離環境の動作が妨害される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、RevoWorksクラウドクライアントを最新版にアップデートしてください。
ベンダ | リンク |
ジェイズ・コミュニケーション株式会社 | 【重要】RevoWorksクラウドにおける意図しないプロセス実行が可能となる脆弱性について |
CVSS v3
CVSS:3.0/AV:L/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:H/I:H/A:H
基本値:
7.8
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2024-47560 |
JVN iPedia |
JVNDB-2024-000107 |