JVN#44724673
Java Web Start において許可されていないシステムクラスが実行される脆弱性
緊急
サン・マイクロシステムズから提供されている JRE(Java Runtime Environment) 等に同梱されている Java Web Start には、本来許可されていないシステムクラスが実行される脆弱性が存在します。
- SDK 1.4.2 Update 13 およびそれ以前
- JDK 5 Update 10 およびそれ以前
- JRE 1.4.2 Update 13 およびそれ以前
- JRE 5 Update 10 およびそれ以前
詳しくはベンダの提供する情報をご確認下さい。
Java Web Start は、Web を通じて Java アプリケーションを配布するためのツールであり、JRE(Java Runtime Environment) 等の Java 実行環境に同梱されています。この Java Web Start の実装に問題があり、細工された JAR ファイルを含む Java Web Start アプリケーションによって、本来実行が許可されていないシステムクラスが実行される可能性があります。
アプリケーションを実行しているユーザの権限で、任意のコマンドやコードを実行されたり、ユーザのコンピュータ上のファイルを上書きされる可能性があります。
ベンダが提供する対策済みバージョンに更新してください。
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
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アライドテレシス株式会社 | 該当製品あり | 2008/05/21 | アライドテレシス株式会社 の告知ページ |
日本電気株式会社 | 該当製品あり | 2011/10/20 |
Sun Alert では JDK(JRE)6 系については言及されていませんが、JPCERT/CCではサン・マイクロシステムズから、JRE 6 では開発者向けベータ版の b98 において本脆弱性を修正したとの連絡を受けています。
2007.05.08における脆弱性分析結果 緊急
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
---|---|---|
攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
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認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される |
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攻撃の難易度 | ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要 |
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この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき
下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:株式会社富士通研究所 兒島 尚 氏
JPCERT 緊急報告 |
JPCERT-AT-2007-0011 |
JPCERT REPORT |
JPCERT-WR-2007-1701 |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2007-2435 |
JVN iPedia |
- 2007/05/10
- 参考情報:IPA 注意喚起へのリンクを追加しました。
- 2011/10/21
- 日本電気株式会社のベンダステータスが更新されました