公開日:2020/08/11 最終更新日:2020/08/11

JVN#46258789
CyberMail における複数の脆弱性

概要

CyberMail には、複数の脆弱性があります。

影響を受けるシステム

  • CyberMail Ver.6 系
  • CyberMail Ver.7 系

詳細情報

サイバーソリューションズ株式会社が提供する CyberMail には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2020-5540
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3
  • オープンリダイレクト (CWE-601) - CVE-2020-5541
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.7
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2020-5540
  • 細工された URL にアクセスすることで、任意のウェブサイトにリダイレクトされる。結果として、フィッシングなどの被害にあう - CVE-2020-5541

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに、パッチを適用してください。
開発者は、本脆弱性の対策としてCyberMail Ver.7 系向けに次のパッチをリリースしています。なお、CyberMail Ver.6 系はサポート終了 (EOS) のため、CyberMail Ver.6 系向けのパッチがリリースされる予定はないとのことです。

  • hotfix_cmv7sp3_200616
ワークアラウンドを実施する
本脆弱性の影響を軽減する回避策については、開発者から提供されているサポートドキュメント 「FAQ#: 1000985 CVE-2020-5540,CVE-2020-5541 CyberMail における複数の脆弱性(JVN#46258789)」 (要ログイン) を参照してください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 中華資安国際 郭榮智 氏、謝佳龍 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2020-5540
CVE-2020-5541
JVN iPedia JVNDB-2020-000053