JVN#47580234
複数のエレコム製品における複数の脆弱性
エレコム株式会社が提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。
CVE-2021-20643
- LD-PS/U1
- WRC-1467GHBK-A
- WRC-300FEBK-A
- WRC-300FEBK-S
- NCC-EWF100RMWH2
- WRC-300FEBK
- WRC-F300NF
- WRC-300FEBK-S
エレコム株式会社が提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。
- アクセス制限の不備 (CWE-284) - CVE-2021-20643
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値: 5.3 CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 5.0 - 管理画面におけるスクリプトインジェクション (CWE-74) - CVE-2021-20644
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.2 CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 3.3 - 格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20645
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.4 CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 3.5 - クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2021-20646, CVE-2021-20647, CVE-2021-20650
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.3 CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6 - OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-20648
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8 CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.2 - サーバ証明書の検証不備 (CWE-295) - CVE-2021-20649
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:H/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 4.8 CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:N 基本値: 4.0 - UPnP 経由での OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2014-8361
CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8 CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- 遠隔の第三者により細工されたリクエストを処理することで、当該製品の管理パスワードが変更される - CVE-2021-20643
- 細工された SSID を管理画面上で表示することで、ユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20644
- 当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される - CVE-2021-20645
- 当該製品の管理画面にログインした状態のユーザが細工されたページにアクセスした場合、任意のリクエストが実行され、結果として当該製品の設定が意図せず変更されたり、telnet デーモンが起動されたりする - CVE-2021-20646, CVE-2021-20647, CVE-2021-20650
- 当該製品にアクセス可能な第三者により、任意の OS コマンドが実行される - CVE-2021-20648
- 中間者攻撃 (man-in-the-middle attack) により通信のレスポンスを改ざんされ、結果として当該製品において任意の OS コマンドが実行される - CVE-2021-20649
- 当該製品で UPnP が有効な場合、当該製品にアクセス可能な第三者により任意の OS コマンドが実行される - CVE-2014-8361
製品の使用を停止する
開発者によると当該製品のサポートは既に終了しているため、恒久的な対策として、製品の使用を停止してください。
また開発者によると一部の脆弱性については次のワークアラウンドを実施することで、影響を軽減することが可能とのことです。
ワークアラウンドを実施する
CVE-2021-20645, CVE-2021-20646, CVE-2021-20647, CVE-2021-20648, CVE-2021-20650
- 設定画面のログインパスワードを変更する
- 設定画面にログインしている間、他のウェブサイトにアクセスしない
- 設定画面での操作終了後は、ウェブブラウザを終了する
- ウェブブラウザに保存された設定画面のパスワードを削除する
- ファームウェアの「更新ファイルの確認」の実行を行わない
- 詳しい設定変更の手順については、製品のユーザーズマニュアルを参照してください
- UPnP の設定を無効にする
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
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エレコム株式会社 | 該当製品あり | 2021/01/26 | エレコム株式会社 の告知ページ |
CVE-2021-20643
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 情報セキュリティ大学院大学 湯淺研究室 永川(石橋) 豪 氏
CVE-2021-20644
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 佐藤 玲 氏
CVE-2021-20645, CVE-2021-20646
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 小河哲之 氏
CVE-2021-20647, CVE-2021-20648, CVE-2021-20649
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 永岡 悟 氏
CVE-2021-20650
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 渡部裕 氏
CVE-2014-8361 の脆弱性が当該製品に存在することを下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 永岡 悟 氏、情報通信研究機構 牧田 大佑 氏、情報通信研究機構 森 好樹 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2021-20643 |
CVE-2021-20644 |
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CVE-2021-20645 |
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CVE-2021-20646 |
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CVE-2021-20647 |
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CVE-2021-20648 |
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CVE-2021-20649 |
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CVE-2021-20650 |
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CVE-2014-8361 |
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JVN iPedia |
JVNDB-2021-000008 |