公開日:2008/12/19 最終更新日:2009/02/04
JVN#50327700
PHP におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
PHP には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
- PHP 5.2.7 およびそれ以前
PHP の設定で display_errors=off である場合は、この問題の影響を受けません。
また、PHP 5.3.0alpha は、本脆弱性の影響を受けません。
PHP は、ウェブサーバに適したオープンソースのスクリプト言語およびその実行環境です。
PHP には、エラーの処理が不適切なため、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
ユーザーのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
開発者によると、PHP 4.X は、2007年12月31日をもってサポート終了とされています。PHP 4.X を使用している場合は、PHP 5.2.X へアップグレードすることが開発者から推奨されています。
ベンダ | リンク |
PHP | PHP 5.2.8 Released! [08-Dec-2008] |
2008.12.19における脆弱性分析結果
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
---|---|---|
攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
|
認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される |
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攻撃の難易度 | 専門知識や運がなくとも攻撃可能 |
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この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者:インターナショナル・ネットワーク・セキュリティ(株) 佐名木 智貴 氏
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-5814 |
JVN iPedia |
JVNDB-2008-000084 |
- 2009/02/04
- 関連文書に CVE を追加しました。