公開日:2015/06/05 最終更新日:2015/06/05

JVN#50447904
バッファロー製の複数の無線 LAN ルータにおける OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

株式会社バッファローが提供する複数の無線 LAN ルータには、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • WHR-1166DHP ファームウェア Ver.1.60 およびそれ以前
  • WSR-600DHP ファームウェア Ver.1.60 およびそれ以前
  • WHR-600D ファームウェア Ver.1.60 およびそれ以前
  • WHR-300HP2 ファームウェア Ver.1.60 およびそれ以前
  • WMR-300 ファームウェア Ver.1.60 およびそれ以前
  • WEX-300 ファームウェア Ver.1.60 およびそれ以前
  • BHR-4GRV2 ファームウェア Ver.1.04 およびそれ以前

詳細情報

株式会社バッファローが提供する複数の無線 LAN ルータには、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

想定される影響

管理画面にログイン可能なユーザによって、当該製品上で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社バッファロー 該当製品あり 2015/06/05 株式会社バッファロー の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2015.06.05における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) 隣接ネットワークから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 単一の認証が必要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 一部の情報が漏えいする
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さが部分的に損なわれる
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が部分的に阻害される

Base Score:5.2

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 酒井 雅志 氏、小河 哲之 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-9284
JVN iPedia JVNDB-2015-000085