公開日:2020/02/25 最終更新日:2020/02/25

JVN#52962201
リコー製プリンタにおける複数の脆弱性

概要

リコー製プリンタには、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

影響を受ける製品は複数存在します。

詳しくは、開発者が提供する情報をご確認下さい。

詳細情報

株式会社リコーが提供するプリンタには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 情報漏えい (CWE-200) - CVE-2019-14301
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 3.3
  • アクセス制限不備 (CWE-284) - CVE-2019-14302
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:P/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:L/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 4.6
  • クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2019-14304
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:L 基本値: 5.4
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:P 基本値: 4.0
  • 認証不備 (CWE-287) - CVE-2019-14306
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:N/A:N 基本値: 6.5
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 3.3

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にアクセス可能なユーザによって、デバッグ用 Web ページにアクセスされ、機微な情報を窃取される - CVE-2019-14301
  • 当該製品に物理的にアクセス可能な第三者によって、当該製品にアクセスされ、任意のコード実行や設定の書き換えが行われたり、機能を停止させられたりする - CVE-2019-14302
  • 当該製品のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、意図せず当該製品の設定変更などをさせられる - CVE-2019-14304
  • 当該製品にアクセス可能な第三者によって、当該製品の設定情報などを取得される - CVE-2019-14306

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版へアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
株式会社リコー 該当製品あり 2020/02/25 株式会社リコー の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2019-14301
CVE-2019-14302
CVE-2019-14304
CVE-2019-14306
JVN iPedia JVNDB-2019-014136
JVNDB-2019-014137
JVNDB-2019-014031
JVNDB-2019-014138