公開日:2008/08/21 最終更新日:2008/09/03

JVN#53886050
La!cooda WIZ および LacoodaST において任意の PHP スクリプトの実行が可能な脆弱性

概要

La!cooda WIZ および LacoodaST には、任意の PHP スクリプトの実行が可能な脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • La!cooda WIZ 1.4.0 およびそれ以前
  • LacoodaST 2.1.3 およびそれ以前
  • 詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

詳細情報

株式会社システム・コンサルタンツが提供する La!cooda WIZ および株式会社スペースタグが提供する LacoodaST は、スケジュール管理、行動計画表、会議室予約等の機能を備えたグループウェアです。La!cooda WIZ および LacoodaST には、悪意ある利用者が任意の PHP スクリプトを La!cooda WIZ や LacoodaST サーバ権限で実行可能な脆弱性が存在します。

想定される影響

任意の PHP スクリプトを実行された結果、サーバ内のファイルが漏洩したり、削除されたりする可能性があります。

対策方法

アップデートする
ベンダが提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
株式会社スペースタグ LacoodaSTの脆弱性に関するお知らせ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.08.21における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル システムに正規登録されている一般ユーザのアカウントが必要
  • 低 - 中
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:片桐 弘敬 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-3737
JVN iPedia JVNDB-2008-000049

更新履歴

2008/09/03
関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。