公開日:2008/10/20 最終更新日:2008/10/20
JVN#55410403
Internet Explorer における CDO によるダウンロードのダイアログボックス回避の脆弱性
Internet Explorer には、CDO (Collaboration Data Objects) によりダウンロードのダイアログボックスを回避可能な問題が存在します。
- Microsoft Office XP SP3
Internet Explorer には、CDO (Collaboration Data Objects) でウェブサイトにアクセスする際に、Content-Disposition を正しく処理せず、本来ダウンロードのダイアログボックスが表示されるべき個所で表示しない問題があります。
この問題は Internet Explorer で CDO の処理に使用している Office コンポーネントに原因があり、修正は Microsoft Office 側で行われています。
ダウンロードのダイアログボックスが表示されないため、意図せず任意のスクリプトを実行される可能性があります。
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ベンダ | リンク |
マイクロソフト | マイクロソフト セキュリティ情報 MS08-056 - 警告 |
2008.10.20における脆弱性分析結果
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
---|---|---|
攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
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認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される |
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攻撃の難易度 | ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要 |
|
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:ネットエージェント株式会社
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-4020 |
JVN iPedia |
JVNDB-2008-000070 |