公開日:2017/02/15 最終更新日:2017/02/15
JVN#55489964
Apache Brooklyn における複数の脆弱性
Apache Brooklyn には、クロスサイトスクリプティング (CVE-2017-3165) およびクロスサイトリクエストフォージェリ (CVE-2016-8737) の脆弱性が存在します。
- Apache Brooklyn 0.9.0 およびそれ以前
Apache Brooklynは、アプリケーションのモデリングやモニタリング、管理のためのソフトウェアです。Apache Brooklyn には、次の複数の脆弱性が存在します。
また、これらの脆弱性を使用した攻撃コードが確認されています。
クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2017-3165
CVSS v3 | CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N | Base Score: 5.4 |
CVSS v2 | AV:N/AC:M/Au:S/C:N/I:P/A:N | Base Score: 3.5 |
クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2016-8737
CVSS v3 | CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N | Base Score: 4.3 |
CVSS v2 | AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N | Base Score: 2.6 |
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。
- ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される (CVE-2017-3165)
- Apache Brooklyn サーバにログインしているユーザが、細工されたページを閲覧した場合、ユーザの権限で意図しない操作をさせられる (CVE-2016-8737)
アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、Apache Brooklyn 0.10.0 およびそれ以降にアップデートしてください。
開発者によると、Apache Brooklyn 0.10.0 では次のような対応が行われているとのことです。
- pull request #35: JS clean-up (CVE-2017-3165)
- pull request #430: Use CSRF headers and pull request #37: request and set the csrf header protection added to brooklyn server (CVE-2016-8737)
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 米山 俊嗣 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2017-3165 |
CVE-2016-8737 |
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JVN iPedia |
JVNDB-2017-000025 |
JVNDB-2017-000026 |