JVN#59851336
Apache Tomcat の Host Manager におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性
The Apache Software Foundation が提供する Apache Tomcat には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
- Apache Tomcat 5.5.0 to 5.5.24
- Apache Tomcat 6.0.0 to 6.0.13
詳しくは開発者が提供する情報をご確認下さい。
The Apache Software Foundation が提供する Apache Tomcat は、Java Servlet と JavaServer Pages のサーバ実装です。
Apache Tomcat の Host Manager には、Host Manager Servlet がデータ表示前にフィルタリングを行わないため、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
Apache Tomcat の Host Manager にログインしているユーザのブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。
アップデートする
Apache Tomcat 6.0.x をお使いの場合は、開発者が提供している情報を元に Apache Tomcat 6.0.14 へアップデートしてください。
ワークアラウンドを実施する
Apache Tomcat 5.5.x をお使いの場合は、現在開発者による最新版が提供されていないため、ワークアラウンドを実施してください。
この問題は、Host Manager での作業終了の度にログアウトする(ブラウザを閉じる)ことで緩和されます。
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
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日立 | 該当製品無し(調査中) | 2007/08/15 | |
横河電機 | 該当製品無し(調査中) | 2007/08/15 |
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IPA
「Apache Tomcat」の Host Manager におけるクロスサイト・スクリプティングの脆弱性
2007.08.15における脆弱性分析結果
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
---|---|---|
攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
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認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
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攻撃成立に必要なユーザーの関与 | リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される |
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攻撃の難易度 | 専門知識や運がなくとも攻撃可能 |
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この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。 報告者:NTT OSS CENTER
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2007-3386 |
JVN iPedia |