公開日:2007/10/03 最終更新日:2007/10/03

JVN#61208749
Webmin における OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

ウェブベースのシステム管理ツールである Webmin には、許可されていない Webmin ユーザが OS コマンドを実行できる脆弱性があります。

影響を受けるシステム

Windows 版 Webmin 1.360 およびそれ以前

詳細情報

Webmin はウェブベースのシステム管理ツールです。Windows 版の Webmin には、OS コマンド実行を許可されていない Webmin ユーザが、細工した URL を入力することにより、OS コマンドを実行できる脆弱性があります。

想定される影響

Webmin を設置しているコンピュータにおいて、ローカルシステム権限で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
Webmin プロジェクトからは本件への対策を含めた 1.370 が公開されています。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Webmin Security Alerts
Change Log

参考情報

  1. IPA
    「Webmin」における OS コマンド・インジェクションの脆弱性
  2. IPA
    「Webmin」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起について

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2007.10.03における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル システムに正規登録されている一般ユーザのアカウントが必要
  • 低 - 中
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運 (条件が揃う確率は中程度) が必要
  • 低 - 中

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。報告者: 株式会社ラック 山崎 圭吾 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2007-5066
JVN iPedia