公開日:2005/09/21 最終更新日:2005/10/06

JVN#62914675
Ruby においてセーフレベル 4 がサンドボックスとして機能しない脆弱性

概要

Ruby 言語には、信頼できないオブジェクトの操作を制限することができるセキュリティ機構(セキュリティモデル)が備わっています。そのセキュリティモデルは、「オブジェクトの汚染」と「セーフレベル」という仕組みによって成り立っています。その「セーフレベル」の設定を回避して、任意のスクリプト実行が可能な脆弱性が確認されています。


影響を受けるシステム

  • Ruby 1.8.2 およびそれ以前

詳細情報

想定される影響


任意のスクリプトを実行される可能性があります。

対策方法

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
Ruby Security Team 該当製品あり 2005/09/21

参考情報

  1. IPA
    「Ruby」においてセーフレベル4がサンドボックスとして機能しない脆弱性
  2. US-CERT Vulnerability Note VU#160012
    Ruby Safe-Level security model bypass

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき
下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: 産業技術総合研究所 情報セキュリティ研究センター 大岩 寛 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CAN-2005-2337
JVN iPedia