公開日:2011/08/26 最終更新日:2011/08/26

JVN#63041502
Samba Web Administration Tool におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

Samba Web Administration Tool (SWAT) には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

Samba Web Administration Tool (SWAT) を含んでいる以下の製品

  • Samba version 3.5.10 より前のバージョン
  • Samba version 3.4.14 より前のバージョン
  • Samba version 3.3.16 より前のバージョン
  • Samba version 3.0.x から 3.2.15

詳細情報

Samba Web Administration Tool (SWAT) は、Web インタフェース上で Samba の設定変更を行うための製品です。SWAT には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。

なお、SWAT は、Samba の初期設定では無効になっています。

想定される影響

SWAT にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される可能性があります。

開発者によると、JVN#29529126 を対策することで、本脆弱性の影響は受けないとのことです。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに各バージョンに対応するパッチを適用してください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: NTTデータ先端技術株式会社 辻 伸弘 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-2694
JVN iPedia JVNDB-2011-002111