JVN#63832775
Apache Tomcat における情報漏えいの脆弱性
The Apache Software Foundation が提供する Apache Tomcat には、情報漏えいの脆弱性が存在します。
開発者によると、現在サポート対象外となっている Apache Tomcat 3.x、4.0.x、および 5.0.x も、本脆弱性の影響を受ける可能性があるとのことです。
詳しくは開発者が提供する情報をご確認ください。
- Apache Tomcat 4.1.0 から 4.1.39 まで
- Apache Tomcat 5.5.0 から 5.5.27 まで
- Apache Tomcat 6.0.0 から 6.0.18 まで
The Apache Software Foundation が提供する Apache Tomcat は、Java Servlet と JavaServer Pages のサーバ実装です。
Apache Tomcat には、特定のメソッドを利用したアプリケーションにおいて、WEB-INF ディレクトリ配下の情報が漏えいする脆弱性が存在します。
遠隔の第三者により不正なリクエストを送られた場合、WEB-INF ディレクトリ配下に設置したアプリケーション内部に含まれるパスワードや設定情報などが漏えいする可能性があります。
アップデートする
Apache Tomcat 6.0.x をお使いの場合:
開発者が提供している情報をもとに Apache Tomcat 6.0.20 へアップデートしてください。
Apache Tomcat 5.5.x および Apache Tomcat 4.1.x をお使いの場合:
2009年06月09日現在、Apache Tomcat 5.5.x および Apache Tomcat 4.1.x の最新版は公開されていませんが、
開発者が提供している情報をもとに、最新版のソースを svn から入手してください。
それぞれの最新版が公開された際には、最新版へアップデートしてください。
詳しくは、開発者が提供する情報をご確認ください。
2009.06.09における脆弱性分析結果
評価尺度 | 攻撃成立条件 | 評価値 |
---|---|---|
攻撃経路 | インターネット経由からの攻撃が可能 |
|
認証レベル | 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能 |
|
攻撃成立に必要なユーザーの関与 | ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある |
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攻撃の難易度 | ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要 |
|
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:富士通株式会社 ミドルウェア事業本部 アプリケーションマネジメント・ミドルウェア事業部 第二開発部 飯田 峰彦 氏、鈴木 雄一郎 氏
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-5515 |
JVN iPedia |
JVNDB-2009-000036 |
- 2009/06/09
- 日本電気の JVN#63832775への対応が更新されました。
- 2009/06/09
- 謝辞を修正しました。
- 2009/06/19
- 関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。
- 2009/07/08
- 日本電気の JVN#63832775への対応が更新されました。
- 2010/01/27
- 日本電気の JVN#63832775への対応が更新されました。
- 2010/01/28
- 富士通の JVN#63832775への対応が更新されました。
- 2010/04/05
- 日本電気の JVN#63832775への対応が更新されました。
- 2015/10/21
- 富士通株式会社のベンダステータスが更新されました
- 2016/11/02
- 日本電気株式会社のベンダステータスが更新されました