公開日:2014/11/10 最終更新日:2014/11/20

JVN#65559247
OpenAM におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ForgeRock が提供する OpenAM には、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • OpenAM 9.5.3-9.5.5, 10.0.0-10.0.2, 10.1.0-Xpress, 11.0.0-11.0.2

詳細情報

ForgeRock が提供する OpenAM は、オープンソースのアクセス管理ソフトウエアです。OpenAM には、Cookie の処理に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します (CWE-400)。

想定される影響

複数のサーバを使用する "サイト" 構成で OpenAM を運用している場合、OpenAM で認証可能なユーザによって、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃の被害を受ける可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとに、対応するパッチを適用してください。

参考情報

  1. IPA
    「OpenAM」におけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性対策について(JVN#65559247)

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2014.11.10における脆弱性分析結果(CVSS Base Metrics)

CVSSとは

評価尺度 評価値 説明
攻撃元区分(AV) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N) ネットワーク経由でリモートから攻撃可能
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 中 (M) 低 (L) 攻撃成立に必要な条件はない
攻撃前の認証要否(Au) 複数 (M) 単一 (S) 不要 (N) 単一の認証が必要
機密性への影響(C) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報は漏えいしない
完全性への影響(I) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) 情報の正確さや完全さは損なわれない
可用性への影響(A) なし (N) 部分的 (P) 全面的 (C) システムの使用が全面的に阻害される

Base Score:6.8

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 岩片 靖 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2014-7246
JVN iPedia JVNDB-2014-000129

更新履歴

2014/11/11
ベンダ情報のリンクを更新しました。
2014/11/12
参考情報に IPA の注意喚起を追加しました。
2014/11/20
ベンダ情報にリンクを追加しました。