公開日:2017/08/25 最終更新日:2017/08/25

JVN#78151490
baserCMS における複数の脆弱性

概要

baserCMSユーザー会が提供する baserCMS には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • baserCMS 3.0.14 およびそれ以前のバージョン
  • baserCMS 4.0.5 およびそれ以前のバージョン

詳細情報

baserCMSユーザー会が提供する baserCMS には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • SQL インジェクション (CWE-89) - CVE-2017-10842
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 7.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • 任意のファイル削除 - CVE-2017-10843
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 7.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5
  • 任意の PHP コード実行 - CVE-2017-10844
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:L 基本値: 6.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 7.5

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、任意の SQL 文を実行され、ファイルの作成やデータベース内の情報を取得、改ざんされる - CVE-2017-10842
  • 遠隔の第三者によって、システム上の任意のファイルを取得、削除される - CVE-2017-10843
  • 当該製品のユーザによって、サーバ上で任意の PHP コードを実行される - CVE-2017-10844

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

修正パッチを適用する
本脆弱性に対する修正パッチが提供されています。詳しくは修正パッチの適用方法を参照してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
baserCMSユーザー会 該当製品あり 2017/08/25 baserCMSユーザー会 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 馬場 将次 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2017-10842
CVE-2017-10843
CVE-2017-10844
JVN iPedia JVNDB-2017-000203