公開日:2024/09/24 最終更新日:2024/10/17

JVN#78356367
複数のNTT東日本製ホームゲートウェイ/ひかり電話ルータにおけるアクセス制限不備の脆弱性

概要

東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が提供する複数のホームゲートウェイ/ひかり電話ルータには、アクセス制限不備の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ひかり電話ルータ RT-400MI Ver.09.00.0015およびそれ以前
  • ひかり電話ルータ PR-400MI Ver.09.00.0015およびそれ以前
  • ひかり電話ルータ RV-440MI Ver.09.00.0015およびそれ以前
  • ホームゲートウェイ/ひかり電話ルータ PR-500MI/RS-500MI/RT-500MI Ver.08.00.0004およびそれ以前
  • ホームゲートウェイ/ひかり電話ルータ PR-600MI/RX-600MI Ver.01.00.0008およびそれ以前

なお、上記製品は西日本電信電話株式会社(NTT西日本)からも提供されていますが、本脆弱性の影響を受けるのはNTT東日本エリアで契約している場合のみです。

詳細情報

東日本電信電話株式会社が提供する複数のホームゲートウェイ/ひかり電話ルータには、アクセス制限不備(CWE-451)の脆弱性が存在します。

想定される影響

当該製品のWAN側IPv6アドレスを特定した攻撃者によって、WAN側から当該製品の設定画面にアクセスされる可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアを最新版にアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
東日本電信電話株式会社 該当製品あり 2024/10/16 東日本電信電話株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N
基本値: 5.3
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

分析結果のコメント

WAN側からログイン画面にアクセス可能であることを一次的な影響であると評価し、完全性(I)および可用性(A)への影響を「なし (N)」と評価しています。

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。
報告者:logicalmixed 粟田 敬司 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2024-47044
JVN iPedia JVNDB-2024-000102

更新履歴

2024/10/17
東日本電信電話株式会社のベンダステータスが更新されました