公開日:2008/07/18 最終更新日:2008/07/18

JVN#81667751
WebLogic Server および WebLogic Express に付属するプラグインにおけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

WebLogic Server および WebLogic Express は、Oracle(旧 BEA Systems, Inc.)が提供するアプリケーションサーバです。WebLogic Server および WebLogic Express に付属するプラグインには、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

2008年7月15日より前の WebLogic Server および WebLogic Express

に付属する

  • pache 用プラグイン
  • SAPI(Netscape Server Application Program Interface)用プラグイン
  • SAPI(Internet Server Application Program Interface)用プラグイン
  • 詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。

詳細情報

Oracle(旧 BEA Systems, Inc.)が提供する WebLogic Server および WebLogic Express は、Java Platform Enterprise Edition 5(JavaEE5)に準拠したアプリケーションサーバです。WebLogic Server および WebLogic Express に付属する Apache、Sun、Microsoft IIS ウェブサーバ用プラグインには、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者により、WebLogic Server および WebLogic Express が設置されているサーバ内のファイルを認証なしで閲覧される可能性があります。その結果、ファイルの内容が意図せず漏えいする可能性があります。

対策方法

アップデートする
ベンダが提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。
詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

2008年4月29日、Oracle の BEA Systems, Inc. 買収により、今後 BEA 製品のセキュリティ関連情報は Oracle Critical Patch Update に掲載されます。詳しくは Oracle が提供する"Oracle and BEA"、"Security Advisories and Notifications"、"Support for BEA Products"をご確認ください。

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.07.18における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 岡 博文 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-2579
JVN iPedia JVNDB-2008-000040