公開日:2023/09/04 最終更新日:2023/09/04

JVN#82758000
SHIRASAGI における複数の脆弱性

概要

SHIRASAGI には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • SHIRASAGI v1.18.0 より前のバージョン

詳細情報

SHIRASAGI Project が提供する SHIRASAGI には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 反射型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-36492
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.6
  • 格納型クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2023-38569
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.4
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 3.5
  • ディレクトリトラバーサル (CWE-22) - CVE-2023-39448
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.0

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 遠隔の第三者によって、当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2023-36492、CVE-2023-38569
  • 当該製品のユーザにより、サーバ上の任意のファイルを改ざんされたり、新規にファイルを作成されたりして、結果として任意のコードを実行される - CVE-2023-39448

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。
当該脆弱性は、次のバージョンで修正されています。

  • SHIRASAGI v1.18.0
詳細は、開発者が提供する情報をご確認ください

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2023-36492, CVE-2023-38569
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 白倉大河 氏

CVE-2023-39448
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 山根将司 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2023-36492
CVE-2023-38569
CVE-2023-39448
JVN iPedia JVNDB-2023-000088