公開日:2018/12/14 最終更新日:2018/12/14

JVN#87535892
Aterm WF1200CR および Aterm WG1200CR における複数の脆弱性

概要

Aterm WF1200CR および Aterm WG1200CR には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Aterm WF1200CR ファームウェア Ver1.1.1 およびそれ以前
  • Aterm WG1200CR ファームウェア Ver1.0.1 およびそれ以前

詳細情報

日本電気株式会社が提供する Aterm WF1200CR および Aterm WG1200CR には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 情報漏えい (CWE-200) - CVE-2018-16192
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 3.3
  • 格納型のクロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2018-16193
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:A/AC:M/Au:S/C:N/I:P/A:N 基本値: 2.3
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2018-16194
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.2
  • UPnP の SOAP インターフェイスによる OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2018-16195
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 8.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.8

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 当該製品にアクセス可能な第三者によって、当該製品に登録されている情報を取得される - CVE-2018-16192
  • 当該製品にログインしているユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2018-16193
  • 当該製品にログイン可能なユーザによって、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2018-16194
  • 当該製品にアクセス可能な第三者が、UPnP 機能を利用して当該製品に不正なパラメータを読み込ませることで、任意の OS コマンドが実行される - CVE-2018-16195

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、ファームウェアをアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
日本電気株式会社 該当製品あり 2018/12/14

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社サイバーディフェンス研究所 永岡 悟 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2018-16192
CVE-2018-16193
CVE-2018-16194
CVE-2018-16195
JVN iPedia JVNDB-2018-000131