公開日:2022/03/15 最終更新日:2022/03/15

JVN#87751554
pfSense における複数の脆弱性

概要

pfSense には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2021-20729

  • pfSense CE Software バージョン 2.5.2 およびそれ以前
  • pfSense Plus Software バージョン 21.05 およびそれ以前
CVE-2022-26019、CVE-2022-24299
  • pfSense CE Software バージョン 2.6.0 より前
  • pfSense Plus Software バージョン 22.01 より前

詳細情報

pfSenseには、次の複数の脆弱性が存在します。

  • クロスサイトスクリプティング (CWE-79) - CVE-2021-20729
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:C/C:L/I:L/A:N 基本値: 6.1
    CVSS v2 AV:N/AC:M/Au:N/C:N/I:P/A:N 基本値: 4.3
  • アクセス制限不備 (CWE-284) - CVE-2022-26019
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 7.2
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:C/I:C/A:C 基本値: 9.0
  • 不適切な入力確認 (CWE-20) - CVE-2022-24299
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:L/UI:N/S:U/C:L/I:L/A:N 基本値: 5.4
    CVSS v2 AV:N/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:N 基本値: 5.5

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 悪意のある URL を通じて captive ポータルログインページへアクセスさせられたユーザのウェブブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される - CVE-2021-20729
  • NTP GPS 設定の変更権限を持つユーザによって、ファイルシステム上の既存ファイルを書き換えられ、結果として任意のコマンドを実行される - CVE-2022-26019
  • OpenVPN クライアントまたはサーバの設定の変更権限を持つユーザによって、任意のコマンドを実行される - CVE-2022-24299

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートしてください。

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社イエラエセキュリティ 渡部 裕 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-20729
CVE-2022-26019
CVE-2022-24299
JVN iPedia JVNDB-2022-000020