JVN#95589314
Joruri Gw における任意のファイルをアップロードされる脆弱性
サイトブリッジ株式会社が提供する Joruri Gw には、任意のファイルをアップロードされる脆弱性が存在します。
- Joruri Gw Ver 3.2.0 およびそれ以前
サイトブリッジ株式会社が提供する Joruri Gw は、Ruby on Rails 上で動作するグループウェアです。Joruri Gw には、任意のファイルをアップロードされる脆弱性 (CWE-434) が存在します。
当該製品のユーザによって、任意のファイルをアップロードされる可能性があります。
サーバ上で PHP が実行可能になっている場合、PHP ファイルをアップロードされることで、任意の PHP コードを実行される可能性があります。
サーバ環境から不要な機能を削除する
当該製品を使用するサーバ環境で PHP を実行する機能が不要な場合、PHP 実行に関するモジュールを削除して、必要最低限の機能のみの設定にしてください。
設定を変更する
当該製品を使用するサーバ環境で PHP を実行する機能が必要な場合、アップロードされた PHP ファイルが実行されないように web サーバの設定を行ってください。
当該製品の Ver.2.3.1 以降では、インストールマニュアルに次のように記載されています (Apache httpd における設定例)。
#PHPを同じ環境で動かす場合は、以下の記述を追加します。
<Directory "/var/share/jorurigw/public">
php_admin_flag engine off
</Directory>
ベンダ | ステータス | ステータス 最終更新日 |
ベンダの告知ページ |
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サイトブリッジ株式会社 | 該当製品あり | 2018/04/26 |
攻撃元区分(AV) | 物理 (P) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 低 (L) | ||
必要な特権レベル(PR) | 高 (H) | 低 (L) | 不要 (N) | |
ユーザ関与レベル(UI) | 要 (R) | 不要 (N) | ||
スコープ(S) | 変更なし (U) | 変更あり (C) | ||
機密性への影響(C) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
完全性への影響(I) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) | |
可用性への影響(A) | なし (N) | 低 (L) | 高 (H) |
攻撃元区分(AV) | ローカル (L) | 隣接 (A) | ネットワーク (N) |
---|---|---|---|
攻撃条件の複雑さ(AC) | 高 (H) | 中 (M) | 低 (L) |
攻撃前の認証要否(Au) | 複数 (M) | 単一 (S) | 不要 (N) |
機密性への影響(C) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
完全性への影響(I) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
可用性への影響(A) | なし (N) | 部分的 (P) | 全面的 (C) |
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社神戸デジタル・ラボ 馬場 将次 氏
JPCERT 緊急報告 |
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JPCERT REPORT |
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CERT Advisory |
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CPNI Advisory |
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TRnotes |
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CVE |
CVE-2018-0568 |
JVN iPedia |
JVNDB-2018-000036 |