公開日:2021/01/26 最終更新日:2021/01/26

JVN#96783542
複数のロジテック製品における複数の脆弱性

概要

ロジテック株式会社が提供する複数の製品には、複数の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

CVE-2021-20635

  • LAN-WH450N/GR

CVE-2021-20636, CVE-2021-20637
  • LAN-W300N/PR5B

CVE-2021-20638, CVE-2021-20639, CVE-2021-20640
  • LAN-W300N/PGRB

CVE-2021-20641, CVE-2021-20642
  • LAN-W300N/RS

詳細情報

ロジテック株式会社が提供する複数の製品には、次の複数の脆弱性が存在します。

  • 過度な認証試行の不適切な制限 (CWE-307) - CVE-2021-20635
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:L/I:N/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:N/C:P/I:N/A:N 基本値: 3.3
  • クロスサイトリクエストフォージェリ (CWE-352) - CVE-2021-20636, CVE-2021-20641
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:L/A:N 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:P/I:P/A:N 基本値: 4.0
  • 例外的な状況に対する不適切なチェックまたは処理 (CWE-703) - CVE-2021-20637, CVE-2021-20642
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:N/AC:L/PR:N/UI:R/S:U/C:N/I:N/A:L 基本値: 4.3
    CVSS v2 AV:N/AC:H/Au:N/C:N/I:N/A:P 基本値: 2.6
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-20638
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.2
  • OS コマンドインジェクション (CWE-78) - CVE-2021-20639
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.2
  • バッファオーバーフロー (CWE-119) - CVE-2021-20640
    CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:H/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H 基本値: 6.8
    CVSS v2 AV:A/AC:L/Au:S/C:P/I:P/A:P 基本値: 5.2

想定される影響

想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。

  • 該当機器の無線 LAN 到達範囲にいる第三者によって PIN が解読され、当該機器が提供するネットワークにアクセスされる - CVE-2021-20635
  • 当該製品の Web 管理ページにログインしているユーザが、細工された URL にアクセスすることで、意図せず当該製品の設定変更などをさせられる - CVE-2021-20636, CVE-2021-20641
  • 当該製品の Web 管理ページにログインしているユーザが、細工された URL にアクセスすることで、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける - CVE-2021-20637, CVE-2021-20642
  • 当該製品の Web 管理ページにアクセス可能な攻撃者によって、任意の OS コマンドを実行される - CVE-2021-20638, CVE-2021-20639, CVE-2021-20640

対策方法

製品の使用を停止する
開発者によると当該製品のサポートは既に終了しているため、恒久的な対策として、製品の使用を停止してください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
ロジテック株式会社 該当製品あり 2021/01/26 ロジテック株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

CVE-2021-20635
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 神奈川工科大学 峯岸 孝彰 氏、岡本 剛 氏

CVE-2021-20636, CVE-2021-20637, CVE-2021-20642
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 今井志有人 氏

CVE-2021-20638, CVE-2021-20639, CVE-2021-20640
これらの脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション株式会社 塚本 泰三 氏

CVE-2021-20641
この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 今井志有人 氏、テクマトリックス株式会社 櫻井厚雄 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2021-20635
CVE-2021-20636
CVE-2021-20637
CVE-2021-20638
CVE-2021-20639
CVE-2021-20640
CVE-2021-20641
CVE-2021-20642
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