公開日:2011/05/17 最終更新日:2011/05/17

JVN#99175647
ウイルスバスター2009 におけるキー入力暗号化機能に関する脆弱性

概要

ウイルスバスター2009 には、キー入力暗号化機能に関する脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ウイルスバスター2009
開発者によると、ウイルスバスター2010 以降では、キー入力暗号化機能に使用されているモジュールが異なるため、同様の脆弱性は存在しないとのことです。

詳細情報

ウイルスバスター2009 には、キー入力暗号化機能を利用している場合においても、ユーザのウェブブラウザ上でキー入力されたパスワードの一部が暗号化されない脆弱性が存在します。

想定される影響

キーロガー等によって、入力情報を窃取された場合、部分的に平文のまま漏えいする可能性があります。

対策方法

バージョンアップする
開発者が提供する情報をもとにウイルスバスター2010 もしくは 2011 にバージョンアップしてください。

ベンダ情報

ベンダ ステータス ステータス
最終更新日
ベンダの告知ページ
トレンドマイクロ株式会社 該当製品あり 2011/05/17 トレンドマイクロ株式会社 の告知ページ

参考情報

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2011.05.17における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 システムに触れたり、物理的なコンソールからログインする必要あり
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: NTTデータ・セキュリティ株式会社 辻伸弘 氏

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-1327
JVN iPedia JVNDB-2011-000028