JVNVU#308556
GE Fanuc CIMPLICITY HMI にヒープバッファオーバーフローの脆弱性
GE Fanuc CIMPLICITY HMI には、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。
- E Fanuc CIMPLICITY HMI version 7.0 およびそれ以前
GE Fanuc CIMPLICITY HMI は、生産情報システムの監視・制御に使われている製品です。この CIMPLICITY のネットワークサービス用プロセス(w32rtr.exe)には、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性が、サーバとクライアントの両方に存在します。攻撃者は、この脆弱性を持つ CIMPLICITY HMI システムに、細工されたパケットを送信する事でこの脆弱性を悪用する可能性があります。
遠隔の攻撃者によって任意のコードを実行されたり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける可能性があります。
パッチを適用する
GE Funac は CIMPLICITY 6.1 SP6 Hot fix - 010708_162517_6106 および CIMPLICITY 7.0 SIM 9 を提供しています。詳しくは、GE Fanuc knowledge base (KB12458) をご確認ください。
アップデートする
CIMPLICITY 6.1 より前のバージョンをお使いの場合、CIMPLICITY 6.1 およびそれ以降にアップデートして、上記のパッチを適用してください。詳しくは、GE Fanuc knowledge base (KB12458) をご確認ください。
また、アップデートを適用できない場合は、以下の回避策を実施することで、想定される攻撃によって受ける影響を緩和することはできますが、脆弱性自体が解決されるわけでありません。
アクセスを制限する
信頼出来ないネットワークからの CIMPLICITY への通信を制限して下さい。
ベンダ | リンク |
Securing Your HMI/SCADA Systems |
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US-CERT Vulnerability Note VU#308556
GE Fanuc CIMPLICITY HMI heap buffer overflow
JPCERT 緊急報告 | |
JPCERT REPORT | |
CERT Advisory | |
CPNI Advisory | |
TRnotes | |
CVE |
CVE-2008-0176 |
JVN iPedia |
JVNDB-2008-001054 |
- 2008/02/21
- 関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。