公開日:2008/01/23 最終更新日:2008/02/21

JVNVU#412228
Citrix Presentation Server におけるバッファオーバーフローの脆弱性

概要

Citrix Presentation Server にはバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Citrix MetaFrame および Presentation Server 4.5 およびそれ以前
  • Citrix Access Essentials
  • Citrix Desktop Server

詳細情報

Citrix Presentation Server はアプリケーションを仮想化して利用できる環境をユーザに提供する Windows アプリケーションデリバリーシステムです。Presentation Server に含まれる Independent Management Architecutre (IMA) サービス (ImaSrv.exe) はデフォルトの設定で 2512/tcp もしくは 2513/tcp で待ち受ける設定になっています。この IMA サービスにはバッファオーバーフローの脆弱性が存在します。

想定される影響

巧妙に細工されたパケットを 2512/tcp もしくは 2513/tcp に送られることで、遠隔の第三者により任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

パッチを適用する
ベンダは本脆弱性を修正したパッチを提供しています。ユーザはベンダが提供するパッチを速やかに適用することを推奨します。

詳しくは、Citrix Knowledge Center Article CTX114487 を参照してください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
Citrix Systems Citrix Knowledge Center Document [[CTX114487

参考情報

  1. [[US-CERT Vulnerability Note VU#412228
    Citrix Presentation Server heap based buffer overflow

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.01.23における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-0356
JVN iPedia JVNDB-2008-001050

更新履歴

2008/02/21
関連文書に CVE、JVN iPedia へのリンクを追加しました。