公開日:2012/09/18 最終更新日:2012/09/24

JVNVU#480095
Internet Explorer に任意のコードが実行される脆弱性
緊急

概要

Internet Explorer には、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Internet Explorer 6
  • Internet Explorer 7
  • Internet Explorer 8
  • Internet Explorer 9

詳細情報

Internet Explorer には、解放済みメモリ使用 (use-after-free) の脆弱性が存在します。

なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されており、攻撃も観測されています。

想定される影響

細工された HTML ドキュメントを閲覧することで、任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

2012年9月22日、本脆弱性の修正を含む マイクロソフト セキュリティ情報 MS12-063 が公開されました。

アップデートする
Microsoft が提供する情報をもとにアップデートを行ってください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

詳しくは、Microsoft が提供する情報をご確認ください。

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#480095
    Microsoft Internet Explorer 6/7/8/9 contain a use-after-free vulnerability
  2. Japan Vulnerability Notes JVNTA12-265A
    Internet Explorer の脆弱性に対するアップデート

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.09.18における脆弱性分析結果  緊急

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告 JPCERT-AT-2012-0030
2012年9月 Microsoft Internet Explorer の未修正の脆弱性に関する注意喚起
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-4969
JVN iPedia

更新履歴

2012/09/19
影響を受けるシステムの記述を更新し、ベンダ情報へのリンクを追加しました。
2012/09/20
影響を受けるシステム、対策方法、ベンダ情報、参考情報、関連文書を更新しました。
2012/09/20
ベンダ情報にリンクを追加しました。
2012/09/24
対策方法、ベンダ情報、関連文書を更新しました。