公開日:2008/06/03 最終更新日:2008/08/25

JVNVU#520586
OpenSSL TLS ハンドシェイクにサービス運用妨害(DoS)の脆弱性

概要

OpenSSL には、細工された TLS ハンドシェイクパケットを処理する際にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • OpenSSL 0.9.8h より前のバージョン

詳細情報

OpenSSL には、細工された TLS ハンドシェイクパケットを処理する際にサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が存在します。OpenSSL によると OpenSSL 0.9.8f や 0.9.8g の TLS ハンドシェイクにおいて Server Key exchange message が存在しない場合や特定の暗号アルゴリズムとハッシュアルゴリズムを使用している場合影響を受ける可能性があります。

想定される影響

遠隔の第三者によってサービス運用妨害(DoS) 攻撃をうける可能性があります。

対策方法

アップデートする
OpenSSL が提供する最新バージョンへアップデートしてください。

ベンダ情報

ベンダ リンク
OpenSSL OpenSSL Security Advisory 28-Mar-2008

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#520586
    OpenSSL TLS handshake Denial of Service

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2008.06.03における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2008-1672
VU#520586
JVN iPedia JVNDB-2008-001416

更新履歴

2008/08/25
関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。