公開日:2010/07/15 最終更新日:2010/11/05

JVNVU#541921
ISC DHCP にサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ISC DHCP サーバには、サービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • ISC DHCP バージョン 4.0.x、4.1.x および 4.2.x

詳細情報

ISC DHCP サーバには、クライアント ID の長さが 0 であるリクエストの処理に起因するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、サービス運用妨害 (DoS) を受ける可能性があります。

対策方法

アップデートする
該当製品を使用しているユーザは、ベンダが提供するアップデートを適用してください。

または、ISC が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#541921
    ISC DHCP server fails to handle zero-length client identifier

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2010.07.15における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 Ethernet などローカルセグメント内 (Bluetooth や 802.11 なども含む) からの攻撃が可能
  • 中 - 高
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 専門知識や運がなくとも攻撃可能

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2010-2156
JVN iPedia JVNDB-2010-001808

更新履歴

2010/11/05
関連文書に JVN iPedia へのリンクを追加しました。