公開日:2011/02/14 最終更新日:2011/02/15

JVNVU#812969
Adobe Flash に脆弱性

概要

Adobe Flash には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • Adobe Flash Player 10.1.102.64 およびそれ以前の Windows 版、Macintosh 版、Linux 版、Solaris 版
  • Adobe Reader X (10.0) およびそれ以前の Windows 版、Macintosh 版
  • Adobe Reader 9.4.1 およびそれ以前の Windows 版、Macintosh 版、UNIX 版
  • Adobe Acrobat X (10.0) およびそれ以前の Windows 版、Macintosh 版
  • Google Chrome 9.0.597.94 より前のバージョン
なお、Flash をサポートしている他の Adobe 製品も本脆弱性の影響を受ける可能性があります。

詳細情報

Adobe Flash には、メモリ破損の脆弱性が存在し、任意のコードが実行される可能性があります。

想定される影響

細工された Flash コンテンツが埋め込まれたドキュメントを閲覧することで、任意のコードを実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
Adobe が提供する情報をもとにアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • ウェブブラウザで Flash を無効にする
  • Adobe Reader および Acrobat で Flash と 3D & Multimedia サポートを無効にする
  • ウェブブラウザ上での PDF ファイルの自動表示を無効にする
    PDF の自動表示を無効にする設定方法は、ウェブブラウザにより異なります。
  • Adobe Reader および Acrobat で JavaScript を無効にする
  • 不審な PDF ファイルを開かない
    不審なメールに添付されている PDF ファイルを開いたり、不審なウェブサイトに掲載されている PDF ファイルを開かないようにする。

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#812969
    Adobe Flash memory corruption vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告 JPCERT-AT-2011-0005
Adobe Flash Player の脆弱性に関する注意喚起
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2011-0560
CVE-2011-0561
JVN iPedia

更新履歴

2011/02/15
ベンダ情報を更新しました。