公開日:2012/05/17 最終更新日:2012/05/17

JVNVU#859230
HP Business Service Management に任意のコードが実行される脆弱性

概要

HP の提供する HP Business Service Management (HPBSM) には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • HP Business Service Management 9.12

なお、その他のバージョンも影響を受ける可能性があります。

詳細情報

HP の提供する HP Business Service Management (HPBSM) には、デフォルトの設定において、遠隔の第三者によって特定のポートから任意の jsp-shell を .war ファイルとしてアップロードされ、SYSTEM 権限で実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

遠隔の第三者によって、SYSTEM 権限で任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

2012年5月17日現在、対策方法はありません。

ワークアラウンドを実施する
以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • アクセスを制限する
    4444/tcp、1098/tcp、1099/tcp ポートへのアクセスを制限する

ベンダ情報

ベンダ リンク
HP Business Service Management

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#859230
    HP Business Service Management 9.12 remote code execution vulnerability

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.05.17における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル 匿名もしくは認証なしで攻撃が可能
攻撃成立に必要なユーザーの関与 ユーザが何もしなくても脆弱性が攻撃される可能性がある
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-2561
JVN iPedia