公開日:2012/05/28 最終更新日:2012/05/28

JVNVU#898083
dotCMS に任意のコードが実行される脆弱性

概要

dotCMS には、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • dotCMS version 1.9 およびそれ以前

詳細情報

dotCMS には、テンプレートファイルの処理に問題があり、任意のコードが実行される脆弱性が存在します。

想定される影響

テンプレートを作成可能なユーザによって、任意のコードが実行される可能性があります。

対策方法

アップデートする
開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。

ワークアラウンドを実施する
対策版を適用するまでの間、以下の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。

  • toolbox.xml の XSLT Tool を無効にする
  • 修正済みの XSLT Tool (下位互換) を適用する
  • system.properties に以下のプロパティを追加する
    runtime.introspector.uberspect = org.apache.velocity.util.introspection.SecureUberspector

参考情報

  1. US-CERT Vulnerability Note VU#898083
    dotCMS template permissions allow arbitrary code execution

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

2012.05.28における脆弱性分析結果

評価尺度 攻撃成立条件 評価値
攻撃経路 インターネット経由からの攻撃が可能
認証レベル システムに正規登録されている一般ユーザのアカウントが必要
  • 低 - 中
攻撃成立に必要なユーザーの関与 リンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザ動作で攻撃される
攻撃の難易度 ある程度の専門知識や運 (条件が揃う確率は高い) が必要
  • 中 - 高

各項目の詳しい説明

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
CERT Advisory
CPNI Advisory
TRnotes
CVE CVE-2012-1826
JVN iPedia