公開日:2022/11/18 最終更新日:2022/11/18
JVNVU#90082799
Trend Micro Apex OneおよびTrend Micro Apex One SaaSにおける複数の脆弱性
トレンドマイクロ株式会社から、Trend Micro Apex OneおよびTrend Micro Apex One SaaS向けのアップデートが公開されました。
- Trend Micro Apex One 2019
- Trend Micro Apex One SaaS
トレンドマイクロ株式会社から、Trend Micro Apex OneおよびTrend Micro Apex One SaaS向けのアップデートが公開されました。
想定される影響は各脆弱性により異なりますが、次のような影響を受ける可能性があります。詳細については開発者が提供するアドバイザリを参照してください。
- 境界外読み取りの脆弱性による情報漏えい
- 不正変更防止サービスにおける領域外メモリアクセスの脆弱性による権限昇格
- 不正変更防止サービスにおけるメモリ破壊の脆弱性による権限昇格
- セキュリティエージェントにおけるTime-of-check Time-of-use(TOCTOU)競合状態の脆弱性による権限昇格
- 例外条件の不適切な処理の脆弱性による権限昇格
- セキュリティエージェントにおけるディレクトリトラバーサルの脆弱性による権限昇格
- 一部のモジュールにおけるSAFESEHメモリ保護メカニズムの適用不足
パッチを適用する
開発者が提供する情報をもとにパッチを適用してください。
開発者は本脆弱性の対策として次のパッチをリリースしています。
- Trend Micro Apex One 2019 Service Pack 1 Critical Patch ビルド11128
ワークアラウンドを実施する
次の回避策を適用することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能です。
- 当該製品へのアクセスを、信頼できるネットワークからのみに制限する
この脆弱性情報は、製品利用者への周知を目的に、開発者がJPCERT/CCに報告し、JPCERT/CCが開発者との調整を行いました。