公開日:2022/03/30 最終更新日:2022/03/30

JVNVU#90879206
Philips製e-Alertにおける重要な機能に対する認証の欠如の脆弱性

概要

Philips社が提供するe-Alertには、重要な機能に対する認証の欠如の脆弱性が存在します。

影響を受けるシステム

  • e-Alert 2.7およびそれ以前のバージョン

詳細情報

Philips社が提供するe-AlertはMRIシステム監視プラットフォームです。e-Alertには、重要な機能に対する認証の欠如(CWE-306、CVE-2022-0922)の脆弱性が存在します。

想定される影響

同一ネットワーク上にいる第三者によって、システムをシャットダウンされる可能性があります。

対策方法

2022年3月30日現在、本脆弱性への対策は提供されていません。
Philips社によると、2022年7月までに本脆弱性を修正した新リリースを計画しているとのことです。

ワークアラウンドを実施する
Philips社は、次のワークアラウンドの適用を推奨しています。

  • Philips社が提供しサポートする製品は、物理的及び論理的な制御を含め、Philips社によって認定されている仕様の範囲で操作する
  • ネットワークとそれに接続されているデバイスへのアクセスは、許可された担当者のみに許可する

JPCERT/CCからの補足情報

JPCERT/CCによる脆弱性分析結果

CVSS v3 CVSS:3.0/AV:A/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:H
基本値: 6.5
攻撃元区分(AV) 物理 (P) ローカル (L) 隣接 (A) ネットワーク (N)
攻撃条件の複雑さ(AC) 高 (H) 低 (L)
必要な特権レベル(PR) 高 (H) 低 (L) 不要 (N)
ユーザ関与レベル(UI) 要 (R) 不要 (N)
スコープ(S) 変更なし (U) 変更あり (C)
機密性への影響(C) なし (N) 低 (L) 高 (H)
完全性への影響(I) なし (N) 低 (L) 高 (H)
可用性への影響(A) なし (N) 低 (L) 高 (H)

謝辞

関連文書

JPCERT 緊急報告
JPCERT REPORT
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